膝・関節の再生医療(PDF-FD療法)

階段の上り下りがつらい、正座ができない——そんな膝・関節の痛みに対し、 当院ではご自身の血液を利用した再生医療「PDF-FD療法」をご提供しています。

こんな悩みはありませんか?

  • スポーツをしていると、関節が痛む
  • 膝が痛くて歩きにくい
  • 階段やしゃがむことがつらい
  • ヒアルロン酸注射を長期間打っている
  • 膝に水が何度か溜まったことがある
  • 関節の痛みから、趣味を諦めている
  • 手術以外の方法を試したい
膝や肘などの関節の痛みを表すイメージ

治療の選択肢として

ご紹介した症状に対しては、まず診察・検査のうえ、リハビリやヒアルロン酸注射など状態に応じた適切な治療を行います。そのうえで、症状や患者さんのご希望に応じて、選択肢の一つとして再生医療(PDF-FD療法)をご案内することがあります。

PDF-FD療法とは

PDF-FD 療法とは、Plasma Derived Factor – Freeze Dry(血漿由来因子凍結乾燥)の略称です。患者さんご自身の血液を利用した再生医療の一つで、採血した血液の中から成長因子を取り出し、凍結乾燥したものを患部へ注射する治療方法です。

成長因子の力で、患者さんに本来備わっている自己修復力を高めることを目的としています。

今まではヒアルロン酸注射などで痛みを抑える「保存療法」か、関節を人工関節に置き抱える「手術療法」が主流でしたが、2022年12月より「PDF-FD療法」が登場。手術を受けるののに抵抗がある方や、将来の痛みを予防したい方に対する選択肢が広がりました。

熱海所記念病院でも2025年9月より治療開始となっております。

「PRP療法」との違い

再生医療の中には、「PRP療法」という名称の治療をご存知の方もいらっしゃるかもしれません。PRP療法は、採血した血液から血小板を多く含む成分を取り出し、液体のまま患部に注入する治療法です。当院のPDF-FD療法も同じくご自身の血液を利用する再生医療ですが、成長因子を濃縮・凍結乾燥してから用いる点が異なります。同じ「ご自身の血液を使う再生医療」という系統ではありますが、加工方法や製剤が異なる別の治療法とご理解いただければと思います。

効果が期待できる疾患例

PDF-FD療法の報告例がある疾患を体の部位別に紹介

  • 肩腱板損傷
  • 肩関節唇損傷
  • 変形性肩関節症
  • 四十肩
  • 五十肩
  • 凍結肩

  • 肘靭帯損傷
  • テニス肘
  • ゴルフ肘

  • 筋膜性腰痛症
  • 椎間関節性腰痛
  • 慢性腰痛
  • 椎間板変性
  • 多裂筋変性
  • 仙腸関節炎

  • 腱鞘炎
  • 手根管症候群
  • 関節リウマチ
  • CM関節症

  • 変形性股関節症
  • 股関節炎

  • 変形性膝関節症
  • 半月板損傷
  • 膝靭帯損傷
  • 鵞足炎
  • 膝蓋靭帯炎
  • 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
  • 腸脛靭帯炎(ランナー膝)

  • アキレス腱炎
  • 足底筋膜炎
  • 足関節捻挫
  • 足底腱鞘炎

成長因子に期待できる3つの効果

腫れや痛みを抑える効果

腫れや痛みを抑える効果

傷んだ組織の修復効果

傷んだ組織の修復効果

軟骨の保護、悪化の予防効果

軟骨の保護、悪化の予防効果

治療の流れ

整形外科での診察・検査

医師による診察を行います。患部の状態を確認した上で、PDF-FD療法の適正を判断します。

再生医療(PDF-FD療法)をご希望の方は、金井院長外来をご受診ください。

採血

血液約45㎖を静脈より採血します。

PDF-FDの作成

加工センターにて血液から成長因子を抽出し加工します。(約3週間)

病院にて注入

患部に成長因子濃縮液を注入します。

診察

定期的に診察を行い経過を観察します。必要に応じてリハビリを行います。

治療方法

静脈より(約45㎖)採血し、加工センターにて加工。作成された成長因子濃縮液を医師により患部に注入します。注射の治療は1回となります。

リスク・副作用

注射後に数日間、腫れや痛みが出る場合があり、症状の程度や経過には個人差があります。

PDF-FD療法のメリット・デメリット

メリット

  • 手術不要・日帰りOK
    当院で出来る採血と注射だけの治療です。
  • 自然な治療法
    自己修復力を用いているので自然な形での修復が可能です。
  • 副作用のリスクが少ない
    ご自身の血液を利用するのでアレルギー反応や副作用などのリスクが少ない治療方法です。
  • 何度でも使用可能
    身体に優しい治療方法のため、くり返し何度でも治療を受けることができます。

デメリット

  • 効果、持続期間に個人差がある
    患部の血液の状態により効果や持続期間に個人差があります。
  • 注入まで時間がかかる
    採血してから注入できるまで約3週間かかります。
  • 医療制度を受けられない
    自由診療となります。社会保険や国民健康保険など、医療制度上の保険を利用して受けることはできません。

実績・数字で見る熱海所記念病院のPDF-FD療法(再生医療)

累計治療実施数*

94件

治療対象部位*

  • 膝 76件
  • 頸椎 9件
  • 股関節 5件
  • 肩 1件
  • 足関節 2件

居住地別患者数*

  • 熱海市 33
  • 伊東市 33
  • 東伊豆町 6
  • 東京都 6
  • その他  16

*2025年9月~2026年8月実績

よくある質問

Q
効果はどれくらいで実感できますか?
A

個人差がありますが、1ヶ月~3ヶ月の程度で効果を実感される方が多いようです。

Q
効果の持続期間はどれくらいですか?
A

個人差がありますが、効果は1年から2年程度持続する方が多いようです。

Q
治療をうけられない場合はありますか?
A

感染症検査で陽性反応が出た場合(HIV,HBV,HCV,梅毒の検査を行います)、関節の状態によってはPDF-FDが適していないこともあります。受診時に医師にご相談ください。

Q
治療の年齢制限はありますか?
A

年齢制限はありません。

Q
治療にあたって注意することは
A

成長因子濃縮液を注入した当日は患部を清潔に保ってください。注射後数日間は長時間の運動や入浴、飲酒により痛みが強くなる場合があります。注入後1週間ほどたちましたら、安静にしすぎることなく、可能な限り継続的にリハビリを行うことが望ましいです。

Q
保険は使えますか?
A

自由診療となります。保険適応外のため、高額療養費制度対象ではありません。

医療控除の対象となる場合があります。

費用

PDF-FD療法は自由診療です。保険適応外のため、全額自己負担となります。

143,000円(税込)

お支払方法:現金・クレジットカード

担当医師紹介

再生医療(PDF-FD療法)担当金井院長

金井 洋

院長

専門分野

整形外科一般、脊髄、関節

経歴・資格

東京医科大学卒
日本整形外科学会専門医

医師からのメッセージ

熱海所記念病院で30年以上、整形外科に携わっています。特に関節や脊椎の疾患を多く診療してきました。関節の痛みに対する治療には、リハビリテーションや薬物療法、手術、再生医療などさまざまな選択肢があります。地域の患者さんを診療してきた経験をもとに、症状や生活背景を伺いながら、その方に合った治療方法を一緒に考えていきます。

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市民公開講座のご案内

再生医療についてご説明する市民公開講座を定期的に開催しています。その場で疑問点を質問することができますので、詳しく知りたい方、興味がある方はぜひご参加ください。講座は予約不要でどなたでもご参加いただけます。

アクセス

電車をご利用の方、JR熱海駅から病院への無料送迎バスをご利用になれます。詳しいアクセス方法はこちら

お車をご利用の方、駐車場80台完備。3F正面玄関前に立体駐車場がございます。