救急告示病院 
日本脳卒中学会
『一次脳卒中センター(PSC)』施設認定

脳神経外科【脳卒中センター】

当院は2019年9月に一般社団法人日本脳卒中学会より下記要件を満たしている施設として『一次脳卒中センター(PSC)』の認定を受けました。
熱海・伊東医療圏では唯一の認定施設となります。

日本脳卒中学会が定める「一次脳卒中センター」の要件は、下記の通りです。
①地域の医療機関や救急隊からの要請に対して、24 時間 365 日脳卒中患者を受け入れ、 急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後可及的速やかに診療(t-PA 静注療法を含む)を
 開始できる。
②頭部CTまたはMRI検査、一般血液検査と凝固学的検査、心電図検査が施行可能である。
③脳卒中ユニット(SU)を有する。
④脳卒中診療に従事する医師(専従でなくてもよい、前期研修医を除く)が 24 時間/7 日間体制で勤務している。
⑤脳卒中専門医 1 名以上の常勤医がいる。
⑥脳神経外科的処置が必要な場合、迅速に脳神経外科医が対応できる体制がある。
⑦機械的血栓回収療法が実施出来ることが望ましい。実施できない場合には、血栓回収脳卒中センターや包括的脳卒中センターとの間で、機械的血栓回収療法の適応となる患者の緊急転 送に関する手順書を有する。
⑧定期的な臨床指標取得による脳卒中医療の質をコントロールする。



脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることによって、脳が障害を受ける病気です。
脳卒中を発症すると、障害を受けた事により身体機能や言語機能が失われたり、場合によっては
死に至ることもあります。
脳梗塞
血栓溶解剤の投与
発症から4.5時間以内であればt-PAという血栓を溶かす薬剤を投与します。
血管内治療
t-PAが適応外であったり、効果がない場合、脳の血管にカテーテルを入れ、
血栓を取り除きます。

くも膜下出血
手術・血管内手術
破裂した脳動脈瘤が再破裂するのを防ぎます。動脈瘤の根元をクリップで閉
じたり、カテーテルで動脈瘤を詰めるコイル塞栓術などを行います。

脳出血
外科手術
開頭し出血によってできた血のかたまりを取り除き、出血を止めます。

2019年10月カテーテル装置をリニューアルしました。
以前の装置と比べ画質も向上し被曝線量も減り、より安全によりスムーズに
検査や治療を行え検査時間も短縮し患者さまの負担も減りました。


■頸動脈ステント留置術





■コイル塞栓術






■血栓回収術






クモ膜下出血(破裂脳動脈瘤)
  くも膜と呼ばれる脳表面の膜と脳の空間(くも膜下腔と呼ばれ、
  脳脊髄液が存在している)に存在する血管が切れて起こる出血です。  
脳内出血
  脳の血管が破れて、脳内に血液が流出する状態です。 血の塊を作り、脳を圧迫します。
   糖尿病、高脂血症や高血圧などにより動脈硬化が進むと、脳の深くの細かい血管が
  もろくなり、破れやすくなると考えられています。 
脳梗塞
  脳の血管が突然詰まって、血流が途絶え、脳の神経細胞が死んでしまう病気です。
   脳梗塞の種類には、心房細動などの不整脈が原因となり血栓が心臓から脳に流れて詰まる
  “心原性脳塞栓症”、脳血管の動脈硬化が原因となる“アテローム血栓性脳梗塞”、脳内の細い
  血管が閉塞するラクナ梗塞などがあります。 
一過性脳虚血発作
  一時的に脳に血流が流れなくなり、神経脱落症状が現れる発作をいいます。
未破裂脳動脈瘤
  未破裂脳動脈瘤とは、脳動脈に瘤ができ、その瘤が場合によっては破裂するかもしれない
  状態の脳の疾患です。 
頚部内頚動脈狭窄症
  頸部の頸動脈分岐部の動脈硬化性により脳へ走行する血管(内頚動脈)が狭窄する疾患です。
  これにより脳内への血流量の低下をきたしたり、この部分に付着していた血栓の遊離により
  脳梗塞を引き起こす原因となる疾患でもあります。
解離性脳動脈瘤
  解離性動脈瘤といって動脈の壁が裂けてできたものがあり、クモ膜下出血を引き起こすこと
  があります。
脳動静脈奇形
  脳動静脈奇形とは、脳血管が形成される妊娠初期の胎児の異常により、毛細血管が作られずに
  動脈と静脈が直接つながってしまった先天性の病気ですが、遺伝する病気ではありません。
モヤモヤ病
  モヤモヤ病は脳の血管に生じる病気です。 内頚動脈という太い脳血管の終末部が細くなり、脳
  の血液不足が起こりやすくなります。


◇脳卒中センター「論文掲載」について


熱海所記念病院は熱海伊東医療圏における唯一の脳卒中センターとして、
救急隊と協力し急性期脳梗塞のカテーテルを用いた血栓除去術の早期施行に取り組んでいます。

その良好な成績が論文となり脳卒中学会より発表されております。
下記リンクからご覧いただけます。
熱海伊東医療圏におけるLVO予測 prehospital scale(FACE2AD)を用いた stroke bypass 型機械的血栓回収体制の有効性


 病院にお越しの際はマスクをご着用下さい