当院のガンマナイフ治療の取り組み

豊富な治療実績

10年以上・3,700件以上の豊富な治療実績

当院では、2009年10月のガンマナイフ導入以来、累計3,700件以上の治療実績を誇ります。多様な症例に対応してきた経験に基づき、治療を行っています。

照射位置を自動補正し、正確な照射が可能

頭部の位置がずれてしまった場合には、瞬時に放射線照射を中止し、正しい位置へ修正後、照射を再開いたします。

当院のガンマナイフ治療器機は、照射位置を実際の患者さんの位置に合わせて自動的に補正するシステム(コーンビームCT)を搭載しています。コーンビームCTで実際の治療位置における頭部画像を取得し、治療前にMRI画像を基に立てた治療計画を、CT画像に合わせ込む形で補正し、正確な照射を行っています。

最新設備による負担軽減

当院のガンマナイフは、2018年7月よりマスクシステムを導入し、これまでのガンマナイフの治療精度などをすべて引き継いだ治療器機で治療を行っています。マスクシステムの導入により、従来の金属製フレームを用いた頭部固定に加え、身体に負担の少ないプラスチックマスクで顔を覆うことで、頭部を固定してガンマナイフ治療を受けられる他、数回に分けて放射線を当てる分割照射による治療も容易に行うことができます。


また、照射中の安全性を確保するために頭部の位置の常時監視を可能にしたリアルタイムモニタリング機能があり、安心して放射線治療を受けていただくことができます。

マスクを用いた照射例

マスクシステムの導入により、単回照射によるガンマナイフでは治療が難しかった比較的大きな腫瘍や脳幹など放射線治療のリスクが高い部位にある腫瘍にも分割照射での治療ができるようになりました。治療の対象となる疾患が多くなるだけでなく、より安全で有効な治療が期待できます。なお、単回照射でも安全で有効な腫瘍に対しては、従来通りの方法も可能です。

※頭部の固定方法は症例などに応じて医師が治療に適した方法を選択いたします。そのため、従来どおりの頭部にフレームをピンで固定する場合もあります。

チーム医療によるサポート体制

脳神経外科医、放射線科医、専門技師が連携し、綿密な治療計画と安全管理を行います。治療中は赤外線モニタリングにより移動があれば自動停止するなど、万全の安全装置も導入しています。

医師紹介

中村 文

なかむら あや

2008年福岡大学卒。 日本脳神経外科学会専門医。
初期研修を横浜市内の病院にて経験し、2010年東京慈恵会医科大学附属病院脳神経外科へ入局。
2014年より築地神経科クリニック ガンマユニットセンターにてガンマナイフ治療を学び始め、2016年藤枝平成記念病院へ国内留学。
2017年にはアメリカ・ピッツバーグ大学、ニューヨーク大学へ留学。
帰国後は、複数の医療機関の非常勤医師としてガンマナイフ治療を行い、常勤先の東京慈恵会医科大学附属第三病院にてガンマナイフ専門外来での診療に従事。
熱海所記念病院へは2023年9月より常勤ガンマナイフ専従医師として勤務を開始する。

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アクセス

静岡・熱海という地域特性とアクセスの良さ

当院は、静岡県内で数少ないガンマナイフ治療実施施設です。新幹線で東京から約50分とアクセスも良好で、無料送迎など患者様に優しい対応を心がけています。

無料送迎サービス

当院では、治療の患者さんの無料送迎を行っております。ご希望の方はご紹介元の先生(主治医)を通してご相談ください。

東京、神奈川、山梨など、様々な地域に対応しています。

  • お迎えの待ち合わせ場所は、紹介元病院とさせていただきます。
    (入院中の場合は、病室までお迎えにあがります)
  • お帰りの際は、紹介元病院または、ご自宅までお送りいたします。
  • ご家族の同乗も可能です。
  • 外来受診の際は、申し訳ございませんがご対応できません。

ガンマナイフ専用お問い合わせ

「パンフレットが欲しい」「費用や治療の流れを知りたい」「なぜ副作用が少ないか」などガンマナイフに関することを、お気軽にお問い合わせください。

ご予約・お問い合わせ

月~金 8:30~17:00 / 土 8:30~12:30※祝日を除く
FAX 0557-83-5412