個人情報紛失のお詫びとご報告

 この度、熱海所記念病院において、心電図検査された方の診療情報が保存された電子記録媒体の紛失が判明いたしました。

 該当する方をはじめご家族の方、日頃より当院をご利用いただいております皆様に対し、多大なるご迷惑とご心配をおかけすることに深くお詫び申し上げます。
当院といたしましては、今般の事案を重く受け止めており、速やかに個人情報保護委員会をはじめ、関係各所へ届け出るとともに二次被害防止を図っております。

現在、本院全診療科を対象に診察・診断画像等の取扱い等の点検を進めると同時に、早急に可能な限りの再発防止策を講じております。

 今後におきましては、院内の個人情報対策を強化し、再発防止策の徹底に努めてまいります。
なお、現時点で、本件に係る個人情報が第三者に流出したという情報や不正に使用された事実は確認されておりません。

1.概要

 令和7年10月14日、当院で使用している心電図検査機器の心電図バックアップデータを保存する電子記録媒体 1個が紛失していることが判明し、院内を捜索したものの発見に至りませんでした。

2.個人情報の項目

 紛失した電子記録媒体には、おおよそ2023年2月~2024年8月までの心電図機器が取得したバックアップデータが保存されており、検査対象の患者番号、患者氏名、性別、生年月日、心電図波形データ、そのデータの解析結果(心房細動、期外収縮など波形から推測される病名や所見)などが含まれています。

 ※心電図波形データ・そのデータの解析結果データは、当院システムに保存されております。
 ※患者氏名はフリガナ表記であり、漢字表記ではございません。

3.原因及び二次被害の可能性の有無とその内容

(1)原因につきましては

 当記憶媒体は院内での作業後の不適切な場所への保管による紛失と認識しております。

(2)二次被害の可能性等につきましては

その保管場所は、患者さんへの検査時以外に第三者が立ち入る可能性が低く、勤務時間外は施錠されていることから、外部に流出した可能性が低く、職員が誤って廃棄した可能性が高いと考えております。ただし、紛失した心電図に関するデータは、疾患を判断できる要配慮個人情報を含んでいます。第三者に流出した場合においても住所情報や電話番号等は含まれておらず、直接患者さんに不審な連絡が生じる可能性は低いと考えております。また、当データの形式は、特別なことをしないと表示できない形式になっており、この特定技能のある第三者への流出ではない限りは、内容の把握は困難であると考えております。

4.再発防止策

今後の情報管理については、全職員に対し今回の経緯を踏まえた文書通知を行うとともに、緊急の個人情報・セキュリティ研修を行います。改めて電子記録媒体の保管・管理の見直しを行い、個人情報管理を含め法令順守の徹底指導を行うこととし、再発防止に取り組んでまいります。