正確性
放射線照射の精度誤差は0.3mm以内と極めて小さく、周囲の正常組織への影響はほとんどありません。このため、周囲の脳神経を傷つける危険性も極めて低く治療を受けていただくことができます。

安全性
治療中に頭部が動いてしまった場合、常に頭部の位置を計測しながら治療を行っているため、自動的に治療器機が停止する仕組みになっています。また、低侵襲、合併症からの回避、開頭手術に伴う全身麻酔の危険性や全脳照射による脱毛・骨髄抑制などはありません。
入院期間
通常2泊3日の入院期間で済みます。開頭手術と比較して、手術前後の安静療養期間が短縮できます。生活の質(Quality of Life: QOL)の向上に大きく貢献しております。(1996年4月より健康保険が適応されております。)
深部病巣にも対応
重要な組織が密集している脳内で正常な組織に与える影響を最小限にして、治療を行うことができるため、開頭手術が困難である脳深部の病巣に対しても治療が可能となりました。
頭部を固定して治療する理由
頭部を固定することで、治療中に頭部が動くことなく、目標の位置と放射線の焦点がずれることがないよう位置決めを正確に行うためです。