治療について

治療そのものは一日で終わります。入院日数は症状により多少異なりますが、一般的に二泊三日で行います。
ガンマナイフ治療日の行程は1)フレーム装着、2)画像検査、3)治療計画、4)治療、以上4つで構成されています。

入院

ガンマナイフ治療のオリエンテーションを行います。 体調を整えて治療に備えます。

治療当日

Step1フレーム装着(ステレオタクティックフレーム)

治療について頭皮の4ヶ所に局所麻酔を行い、フレームを固定いたします。
頭部へのフレーム装着は治療でとても大切な行程です。このフレームを装着するからこそ、各種検査(CT/MRI/血管撮影)の位置情報を専用コンピュータへ正確に認識させ、脳内病変への安全で正確な治療を可能にするのです。また、ガンマナイフ装置そのものへ頭部を固定するときにも、このフレームを用いて固定させることになります。フレーム装着は局所麻酔下(基本的に前頭部に2カ所、後頭部に2カ所の計4カ所:歯科治療時のものと同様です)にて行います。これまでの治療経験を生かして、担当医が痛みをできるだけ少なく、しかも迅速に行えるよう努めております。

Step2画像診断

治療についてフレームを付けた状態での検査を行います。(CT/MRI/脳血管撮影) フレーム装着後、CT、MRI、脳血管撮影を病気の種類により必要に応じて適宜組み合わせて行います。高性能MRI(1.5T)を用い、どのような条件でも必要な画像を最小のスライス厚(0.5-2.0mm)かつ高解像度で処理できるようにしています。このことにより、治療直前の画像による情報を取得し、かつ画像に位置情報を取り込んで正確な治療を可能にしています。

Step3治療計画

病巣部への放射線照射範囲・線量を計算し、照射計画の安全性を確認します。
予定された検査が終了した後、すべての画像情報を専用コンピュータ(Gamma plan)へ送信し、担当医がそのデータを解析しながら治療計画を立てます。より多くの情報をもとに、正確な脳構造の把握と病巣描出を行います。病巣に対して、直径4、8、16ミリの合計3種類の照射野(焦点)を組み合わせて詳細な治療計画を立てます。ガンマナイフ・パーフェクションではこれまでのガンマナイフと異なり、治療計画上で標的となる病変周囲の正常な脳構造物、たとえば視神経や脳幹などへの被曝を極力避ける機能が備わっており、従来よりもさらに安全で正確な治療計画を作り上げます。

Step4ガンマナイフ照射

治療について治療計画に基づき、照射を行います。
治療用ベッドの上に寝た状態で、装置内金属製ヘルメットに頭部フレームを固定いたします。これにより、照射中に頭部の動きを止めて標的となる病巣へ確実に治療を行います。ベッドが自動的に装置の中へと移動し、止まった時点から照射が始まります。最新型の照射位置調整装置であるPPS(Patient Positioning System:自動照射位置設定システム)が標準装備されており、この装置のために脳内の病変は、すべての照射位置が自動的に設定されます。そのために、この操作を患者様がベッドに横たわっている状態のままでロボットシステムによりすべての照射過程を行うことが可能で、患者様にとってはより快適に治療を受けていただくことが可能です。
各照射位置による一回の照射時間は治療計画にもよります。照射中は光も、音も、臭いも一切しません。閉所恐怖症の方でも安心して行える治療空間です。照射がすべて終わると自動的にベッドは外へと出てきます。照射中は常時操作室にて監視を行っております。万が一何かあった場合でも、監視モニターにて治療中の状態を監視しているだけでなく、通信装置も備わっており、ガンマナイフ治療中の姿勢のままで監視室との会話が可能です。さらに照射の途中で気分不快やお手洗いなどでの一時停止をすることも可能です。

Step5フレーム取り外し

予定された照射が終わり次第フレームをはずし、ガンマナイフ治療が終了いたします。

治療後

治療終了後にガンマナイフ治療内容に関して詳しく説明をいたします。フレームを付けた後の創部の状態の確認、および退院後の注意点の案内、次回の外来受診予約を行います。病気にもよりますが、1~6ヶ月に一度の割合で画像診断を中心に外来での診察を行っていきます。場合によって、画像診断は紹介元の医療機関で行っていただくこともあります。担当医師とよくご相談してください。
ガンマナイフは治療したその日に結果がでるものではありません。また、てんかん発作や頭痛などが、ガンマナイフ治療の直接的な影響ですぐにでることもありません。数ヶ月から数年の単位での経過を診て、評価を行っていく必要があります。
これまでの約4500例の経験から、疾患によっては予測も立てられます。そのためにも、定期的な外来での経過観察を勧めています。このことは、将来ガンマナイフを受ける方々へのフィードバックともなっているのです。

治療効果

腫瘍抑制効果と栄養血管閉塞が中心です。強い放射線で治療をすることにより、腫瘍細胞を破壊したり、増殖する能力に障害を与えたりします。また、腫瘍を栄養する血管を傷害させて、徐々に塞いでしまう効果もみられます。

危険性

脳浮腫と放射線障害が代表的です。放射線障害はきわめて早期(数週~数ヶ月)から起こるものと時間がたってから(晩期:6~18ヶ月)起こるものに大別され、症状は病巣の状態や存在部位によって異なります。定期的な外来での経過観察にて十分に予防できるものがほとんどです。その他、各疾患には特有の合併症がありますので、治療前および後に必ず担当医にご確認ください。

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