“地域と共に歩む開かれた病院”を目指して
開放型病院とは、名前が示すとおり地域の先生方に病院の施設・設備を開放した病院のことをいいます。開放型病院の利用は、地域の医療機関が連携を深めることで、医療機関単独の自己完結型の医療から医療機関相互の連携による地域完結型への診療が可能になります。
かかりつけ医の先生方から紹介を受けた患者さんにとっても、かかりつけの先生方と開放型病院の医師が協力して入院から退院までの一貫した診療を行うことで、今まで以上に継続的な安心できる医療を受けることが可能になることと思います。また、医療機関の連携をはかることにより、検査の重複がなくなり経済的負担も少なくなります。
当院は患者さんの1日も早く健康を取り戻していただくことを目的とし、近隣の医院・病院の先生が他と事前に提携し、平成15年6月より開放型病床を5床整備しております。 地域の住民にとって、有病の際には住み慣れた場所において完結する医療体制を望んでいると思われます。
そのためには、地域医療機関が連携を取り、深めておくことが必要だと考えます。当院においても、入院ベッド・医療機器を有効に利用していただく「紹介」と、検査結果・入院加療後の患者さんを紹介する「逆紹介」を積極的に行うことで、地域医療機関同士の連携の充実を図っております。